歯科治療で最も多い主訴は「痛み」です。
痛みをその場でいかに何とかできるかが重要だと思っています。
歯が痛い方は、精神的にも痛みを感じていらっしゃいます。
その苦痛をどれだけ早くとることができるか、
「患者さんに負担をかけない」ということを一番に考えて治療します。
痛みの感じ方は人それぞれで、痛みに敏感な患者さんには、麻酔も打ち方を工夫して極力痛くないようにしています。
また、予防歯科、とりわけ中高年の予防歯科に力を入れています。
訪問歯科でご高齢の方と接していると、元気に歯科医院に通院できる中高年からの予防歯科（歯周病対策、カリエスコントロール）がいかに大切かというのがよくわかります。
40代以上の方が歯周病にかかると、完治までにかなり時間がかかるケースがあります。
患者さまがちゃんと努力していても、だんだん状態が悪くなってくる。
それは「歯石を取ればいい」という問題ではない場合がかなり多く、口腔内の細菌数をコントロールする必要があります。
それには食生活の問題、生活環境の問題、体質（唾液中の分泌成分など）の問題をすべて加味してどの要素が強まるとどう進行するのか、一番良いバランスはどこなのか、それを見極めてその人に合った口腔内環境を作り出せるようにしています。
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